私は現在野呂さん(社長)から直々に指導を受けている立場なのですが、
「すべて指示を受ける」ということがありません……(笑)。
もちろん放置というわけではなく
アドバイスもたっっっくさんいただくのですが、
「まずはあれして、次にこれして……」という指示がないわけです。
それが大変ではありつつも、大きなやりがいにもつながっています。
ただ、会社側としては「社員を考え通りに動かす」というほうが
楽なのではないのかな?とも思います。
私がめちゃくちゃ仕事できるミラクルスーパーウーマンなら話は別ですが、
まだまだ日々精進中の身で……。
気になったので野呂さんの、ひいては会社の指導法について
聞いてみました(笑)。
ルーティンワークではなく、つねに改良と創造を重ねていく……。
野呂さんいわく、
イングラにいる人は経理の部署含めみんなクリエイターなのだと言います。
みんなが向上心を持っているからこそ、
それぞれが「伸びたい!」と思う方向に進んでいくのを
上司や先輩がフォローし、アドバイスをする。
行先までの道が間違っていたら教えてくれ、良い歩き方も示してくれるけれど、
「目的地に行きたい!」という想いは本人にしか燃やせない……
というのがイングラの考え方です。
しかし、仕事にかける想いはひとそれぞれで、
「ありたい姿」もひとそれぞれです。
例えば野球チームの中にも、オールラウンダーをめざしたい人、
ピッチャーを極めたい人、いろいろいると思います。
どちらもチームには必要な存在ですし優劣はありませんが、
指導方法は変わりますよね。
もしピッチャーを極めたい人にオールラウンダーを育てるための
指導をしたとしたら、
指導する側もされる側もストレスになってしまうと思います。
どちらが悪いというわけではなく、ミスマッチゆえのストレスです。
だからこそ、一人ひとりに指導法が変わるそうです。
個性を大切に。本人のなりたい姿や進みたい方向を共有して、
そのためのアドバイスをする。
本人が望むスピードと適応できるスピードを考慮して指導を行う。
極端に言えば、「イングラには指導メソッドがありません!!!」というのが
指導メソッドなのです……!(笑)。